第一部として渡部専務理事・事務局長を講師にお招きし、「変化する教育行政、そして私たちは何を提案するか」というタイトルで講演をして頂きました。
文科省の概算要求から分かる教育行政の動向から始まり、GIGAスクール構想の推進方法、そして教育ICTの現状はどのようになっているかという形で話は展開していきました。
その後は、文科省がMEXCBTと学習eポータルを通じて、どのような学習の仕組み、流れを考えているかという点を起点とし、デジタル教材に何を期待されているかを深掘りし、最終的に私たちは何を考えて行動するべきかという話に進みます。
ICTの導入により、確かに学習の方法や幅は広がり、今まで紙では表現できなかったことも可能となるという利点はあると思います。一方で個別最適化の理念の元、デジタル教材の利点ばかりが強調され、今まで生徒に合わせて必要な教材を選べるという採択の自由が無くなるのも本末転倒である思われます。様々な選択肢の中から、先生方がより現場に即した教材を採用して頂くには、我々は今以上に紙教材、デジタル教材の知識を身に着け、様々な場所において提案できるように努力をいていかなければならないと改めて感じました。